「今治タオル工業組合社内技能検定」は、今治タオルブランドの根幹を支える製造技能の評価や次世代への技能継承を目的としています。
今治タオルのブランディングが始まる前は、今治産地は苦しい時代にあり、産地メーカーには人財を育成する余裕がなく、従業員の採用もできませんでした。しかし、「今治タオル」ブランディングプロジェクトが成功を収める中で、産地にも活力が戻ってきて、再び、人財育成に力を入れる素地が整いました。産地が生き残るためには「優秀な技術者を育成しなければ」との考えから、社内検定制度を導入しました。
対象技能 | 製織(タオル織機を用いてタオル生地にする) 整経(経糸をビームに揃えて巻き付ける) |
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試験実施 | 2019度までに計9回(製織9回、整経2回) | |
等級 | 1級(職務経験7年) | |
2級(職務経験2年) | ||
受検者(累計) | 製織 |
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整経 |
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合格者(累計) | 製織 |
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整経 |
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社内検定を業界団体として検定事業に取り組むことで、タオル製造に必要な技能に対するメーカー間の共通認識が生まれ、産地全体の技術力向上に寄与
社内検定認定制度とは、個々の企業や団体が、そこで働く労働者を対象に自主的に行っている検定制度(社内検定)のうち、一定の基準を満たしており、技能振興上奨励すべきであると認めたものを厚生労働大臣が認定する制度です。