今治で製造されたタオルが全て「今治タオルブランド 認定商品」となるのではありません、数々の独自の品質基準をクリアした商品だけが「今治タオルブランド 認定商品」を名乗ることができます。
試験項目 | 試験方法 | 合格基準 | |
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タオル特性 | 吸水性 | JIS-L1907 / 沈降法 | 5秒以内 (「未洗濯」と「3回洗濯」の2回の検査に 両方とも合格) |
脱毛率 | JIS-L0217 洗い方103法(タオル検法) | パイル 0.2%以下 無撚糸 0.5%以下 シャーリング 0.4%以下 |
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パイル保持性 | (タオル検法) | BT・KT 2.45cN / パイル以上 FT・WT 2.16cN / パイル以上 |
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染色堅牢度 | 耐光 | JIS-L0842 / カーボンアーク法 | 4級以上 (パステル色及び淡色3級以上) |
洗濯 | JIS-L0844 / A-2号法 | 変退色 4級以上 汚染 4級以上 |
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汗 | JIS-L0848 | 変退色 4級以上 汚染 3~4級以上 |
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摩擦 | JIS-L0849 / (II型) | 乾燥 4級以上 湿潤 2~3級以上 (濃色及び顔料プリントは0.5級下げる) |
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物性 | 引張強さ | JIS-L1096 A法 / (ラペルドストリップ法) | 縦 147N以上 横 196N以上 |
破裂強さ | JIS-L1096 A法 / (ミューレン形法) | 392.3KPa以上 | |
寸法変化率 | LIS-L1096 G法 / (電気洗濯機法) | ±7%以内 | |
メロー巻き部分の滑脱抵抗力 | JIS-L1096(タオル検法) 滑脱抵抗力ピン引掛け法準用 |
縦 20N以上 横 30N以上 |
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有機物質 | 遊離 ホルムアルデヒド |
厚生省令第34号 アセチルアセトン法 |
吸光度差0.03以下 |
- その他・備考とする基準
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- 吸水性試験は、素材に関係なく適用する。沈降法による検査が不合格であっても、滴下法による検査が(「未洗濯」と「3回洗濯」の2回の検査に両方とも)1秒以内の場合は合格とすることができる。顔料プリント商品の場合は「顔料プリント部面積比率証明書」を提出すること。吸水性試験の洗濯方法については、3回洗濯後乾燥機使用とする。
- 脱毛率試験に関し、パイル、無撚糸、シャーリング以外の加工品や、綿素材以外の製品については、個別に検査協会に相談すること。検査協会は、その結果を本組合に報告し、両者協議の上で合否を決定する。
なお、無撚糸の合格基準は、パイル保持性試験が測定不能な製品に適用することができる。 - パイル保持性試験に関し、ハンカチ類、裏ガーゼ製品及びタオルマフラーはJIS-L1075 B法(パイル保持性試験)による試験で、合格基準 500mN以上とする。
また、無撚糸については、「今治タオルブランド商品 品質基準」からパイル保持性試験は除外する。
なお、新たな素材や加工方法等により、基準値について組合員から申し出があった場合は、本組合と検査協会で協議する。 - 染色堅ろう度試験は、オーガニックコットン(カラード・コットン)を含む全ての染色製品について実施する。精練・漂白のみされた製品については、染色堅ろう度試験は除外する。
- 引張強さ試験に関し、パイルのないタオルマフラー等は、判定基準の横の値を98N以上とし、素材及び用途により考慮する。
- ガーゼ織り並びに伸縮性素材(強撚糸、スパンテックスなど)によるタオル織物に関する寸法変化率に関しては基準値を除外する。
- 遊離ホルムアルデヒドの吸光度差0.03以下をPPM換算した場合、9.6PPM以下に相当する。